「いただきますの日」キックオフイベント レポート
11月11日は「いただきますの日」 食卓から、いのちのつながりに感謝する日
2011年11月11日。
お箸がたくさん並んでいるようにも見えるこの日、
家族や仲間と囲む楽しい食卓をイメージし、
食に関する感謝を表す言葉「いただきます」を通して、いのちや自然、人、 知恵、文化のつながりを考えるイベントを開催。
この日、「いただきますの日」後援の一般社団法人CEPAジャパン川廷昌弘氏が「11月11日を”いただきますの日”に制定しよう」と宣言し、満場一致の拍手を受けた。
続いて、「いただきますの日」記念講演会が行われた。講師は香川県綾 南町滝宮小学校、国分寺中学校、綾上中学校の校長を務め、現在は講演活動などで活躍する竹下和男氏。学校で食べる弁当の献立づくりから買い出し、調理、弁当箱詰め、片付けまでの全てを子ども自身で行う食の取り組み「弁当の日」を実践し、独自の食育を引っ張ってきた竹下氏の話は、笑いあり、涙ありで、約 100名の聴衆が熱心に耳を傾けていた。
■「弁当の日」を通じて出会った
様々なエピソードを写真と共に紹介。
「食事をつくる喜び、楽しさを体にしみ込ませる。」お弁当のために唐揚げ用の鶏肉を買うと、お弁当用に少量だけではなく、家族全員が食べる分の唐揚げをつくります。その唐揚げを食べてお父さんが喜んだら、子どもはとてもうれしいし、楽しくなります。
子どもの味覚が発達するのは、3歳から9歳までの間です。この間に身についた味覚が一生続いていきます。この時期に子どもは台所に立ちたがります。手のかかる時期ですが、ぜひ一緒に料理に取り組んでほしい。
今、「弁当の日」は全国で約800校に広がっています。
今日から、あなたも始めてみませんか? 子どもと一緒に台所に立って、料理をつくる姿を見せることから。
■親子で楽しむ、お箸作りワークショップ
翌日12日は、クリナップ様のショールームをお借りして、間伐材を利用した箸づくりのワークショップを開催。
下は3歳から、上は小学校のお子さんと一緒に親子で箸作りにチャレンジ。毎日使う道具から、「いただきます」という言葉にこめられた感謝を体で感じてもらうワークショップとなりました。「子どもと食卓を楽しむきっかけになった」といった声が聞かれました。
■「いただきますの日」の活動
これからも、このような感謝の気持ちを持っていただけるようなイベントやアクションを実施していきます。
毎日3度の食事の前の「いただきます」。感謝のこころをこめて言うことで、こころ豊かな食卓、幸せな暮らしの時間を社会に広げて行きたいと考えています。
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