切って、盛って、味わうパリ
エッフェル塔に凱旋門、ノートルダム大聖堂にルーヴル美術館…と見どころたっぷりのパリですが、実は街じゅうでたくさんのマルシェが開かれていることも魅力のひとつ。
4月のある土曜日、バティニョルのビオマルシェ(=オーガニックマーケット)に行ってきました!
場所は、8区と17区の境目になる「Boulevard des Batignolles」という通り。メトロで言えば、「Place de Clichy」の近くです。
お天気はあいにくの雨模様でしたが、マルシェは大盛況。色とりどりの傘が行きかって、活気に溢れています。
野菜が並ぶテントの中は客同士ぶつからずに動くのが難しいほど。「パルドン(すみません)」と声をかけ合いながら進みます。
野菜はもちろん、肉、魚、パン、チーズ、パスタ、そして化粧品や衣料品に至るまで、様々なお店が並んでいるのは、見ているだけでも楽しい♪
でもせっかくなので今回は、一緒に同行してくれた友人カップル宅のキッチンをお借りして、手作りビオランチを楽しむことにしました!!
戦利品はコチラ。もちろん全てビオ(オーガニック)のものです♪
キッチンをお借りするからには料理は全てこちらで…と言いたいところだったのですが、なんと今回ご一緒した友人の彼女のほうはパリのレストランで働くパティシエ!
前菜とデザートはパティシエにお任せして、サラダとペンネを作ることにしました。
そしてできあがったお料理がコチラ!
テーマは「赤と緑の食卓」です!
新鮮なお野菜や果物は、ひと口ひと口が瑞々しくて、「生きてるんだなあ」という感じがします。
デザートは最終的にこんな風に取り分けてもらいました。ころんと添えられたリンゴ&ライムのシャーベットもパティシエ作です♪
前菜のラディッシュもそうでしたが、余計なことなんてしなくても、切り方・盛り方ひとつで食材ってこんなに「生きる」。やっぱり、味をつけるだけが料理じゃないんですよね。「切る」「盛る」の作業は、自然そのままの美味しさを楽しくいただくための知恵でもあるのだと思います。
「たべる幸せ」「つくる幸せ」「わけあう幸せ」・・・たくさんの幸せをもらって、ほっこりした春の午後でした。
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