西の果てで8月6日を迎えて感じたこと
こんにちは。いただきます夫婦の杏子です。
いよいよ今日からワールドレポートを再開します!
突然ですがクイズです。
これから並べる単語には、ある共通点があります。それは一体なんでしょう?
〈襦袢、おんぶ、じょうろ、合羽、ぶらんこ〉
もうちょっとヒントを増やしてみましょう。
〈金平糖、ボタン、かるた、かぼちゃ〉
ここまでくれば、わかった方もいらっしゃるかもしれません。
答えは、「ポルトガル語が由来の日本語」です!
この他にも、カステラ、てんぷら なんかが有名ですよね。
ちなみに「ピンからキリまで」の「ピン」と「キリ」もポルトガル語由来だそうです。
(※諸説あり)
というわけで、今回はユーラシア大陸最西端の国・ポルトガルでの思い出を書きたいと思います。
海が近いポルトガルは、魚介がとっても美味。
味付けも日本人好みだと聞いていたのですが、噂は本当でした!
脂っぽすぎず、素朴で美味しい料理が多かったです。
ヨーロッパの中ではちょっとマイナーなイメージのあるポルトガルは、首都リスボンでも物価が落ち着いており、
綺麗なホステルにも比較的安く泊まることができました。
8月のリスボンは、日中はカンカン照りのカラッとした猛暑。
なんだかお酒が美味しくて、
夜になるとビールを買ってきて、2人でホステルのテラスで飲んでました。
そこで、色々な国の人との出会いがありました。
セルビア人カップルが飲みきれなかったワインをくれたり、
「iPadの充電ができない」という白人の女の子たちに
「私たちの部屋あそこだから、使い終わったら返しておいて」とコンセントを貸したら
翌朝、部屋の前にメモが残っていたり、
オランダ人の女の子(同い年くらい)に
「日本は良いところ?好き?」と訊かれたので
「まあまあです。好きなところは沢山あるけど、原発がこわいので。
あなたは?」と答えたら
「私はオランダが好き!花が綺麗だから」
と言われ、忘れられないひと言になったりしました。
そのホステルで迎えた8月6日。
日本時間の朝に合わせてネットで平和祈念式典のライブ配信を見ていたら、
広島市長の平和宣言のなかにこんな言葉がありました。
“若い人たちが世界に友人をつくること”
本当に共感しました。
たとえ戦争の悲惨さを知らなくても、友人のいる国、優しくしてくれた人のいる国と戦争なんて、私だったらもう発想できなくなるだろうな、と。
自分は自分だけで生きられず、周りのひとの助けがあって初めて生きていけるのと同じように
自分たちの国も、自分たちだけで成り立っているわけではない。
当たり前のことだけれど、なかなかそれを「体感」できる機会って、
私はこの旅に出るまで、ほとんどありませんでした。
次回ももう少し、ポルトガルでのことを
書いていきたいと思います☆
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