「いただきますの日」は、
日々の食卓に関係するさまざまなつながりに感謝し、
その大切さを皆さんと一緒に考えていくプロジェクトです。
多くの皆さんと、食の問題を同じテーブルで語り合い、
アクションを起こして行く様を並んだお箸でイメージし、
11月11日と毎月11日を「いただきますの日」と設定。
普及・啓発などに関わるさまざまな活動を推進していきます。
“いただきます”という言葉にこめられた、
5つの感謝を通じて、
心豊かな食卓、幸せな暮らしの時間を社会に
広げていきたいと考えています。
「 自 然 」にいただきます。
食卓にあがる全てのいのちは、自然が育んでくれています。
土、太陽、水、空気など、
多くのいのちを生み出してくれる自然に感謝します。
「 いのち 」にいただきます。
人は多くの生きものによって支えられています。
肉、魚、野菜などさまざまな尊いいのちをいただくことで、
自分のいのちが育まれることに感謝します。
「 労 働 」にいただきます。
食事が自分の食卓に並ぶまでに、多くの人たちの働きがあります。
安全でおいしい食材を作ってくれる、運んでくれる、
料理してくれる人たちの労働に感謝します。
「 知 恵 」にいただきます。
古くから伝わる伝統料理、親子で受け継がれる家庭の味、
記憶と心に残る味は人類の大切な文化です。
次の世代にも伝えたい、料理にこめられた愛情と知恵に感謝します。
「 周りの人 」にいただきます。
家族や友達、職場の人たちなど、
自分の食卓に直接・間接的に関わってくれる人たち、そして
楽しい食卓になるように、一緒に食卓を囲む人たちに感謝します。
みなさん、実際に“いただきます”と声に出して言ってみましょう。
どうせなら笑顔で楽しく、できれば誰かとワイワイと。
もちろん、つくった分や注文した分は、残さずに食べる。
こんな当たり前のことが、何だかおそろそかになっている近ごろ、
日本人として少しとさびしい。
だから、みんなで「いただきますの日」。
感謝することの大切さに気づく。そんな日にしていきましょう。