ごちそうさま!おいしかった!ありがとう!

感謝を伝える箸袋の折り紙。

飲食店で料理を楽しんだお客さんが、楽しみながら「食」に対する感謝を伝えることが出来る。
そんな「Japanese Tip」という新しいコミュニケーション・プロジェクトをご紹介します。
このプロジェクトをはじめたのは、京都の大学生・辰巳雄基さん。
きっかけは、彼が飲食店でアルバイトをしていたときのこと。
お客さんが帰ったあとの机を片付けていると、
ときどき箸袋でつくったヘンな物体が置かれていることがありました。
折り紙風に何を折ったのか分るものもあれば、中には得体の知れないものもある。
そんな物体を見つける度に、片付けが楽しみになっていたそうです。
「できれば、みんなに折ってほしい!」
「これがお客さんからのありがとうのしるしなら、もっとうれしい!」
すぐさま彼は、行動を起こします。
「箸袋でなにかつくってね。 それが、ごちそうさま、 ありがとうのサイン。」
そう書かれたPOPを作り、さまざまな飲食店に置いてもらうことにしました。

POPの効果はすぐにあらわれはじめました。
お店では、色々な人がありがとうの形を作ってくれるようになります。
机をキレイにして帰られるお客さんが増えたり、食べ残しが減ったりと、
想像もしなかった二次的な効果も生まれました。
店員さん側も片付けが楽しみになり、お客さんとの間に、
これまでになかった新しいコミュニケーションが生まれたりもしたようです。

どのお店もこころよく参加に協力してくれている。
そんなところにも、このプロジェクトの魅力がよくあわられています。
子供からお年寄りまで、幅広い年齢層の方が、楽しみながらこのプロジェクトに参加。
誰かがその店で体験したことを他の店でもやってみたり、
他の人に伝えてくれたりしてしているため、このアクションの輪はどんどん広がっています。

調理人の技や店員さんのサービスに感謝、食材そのものや生産者の皆さんに感謝、
そして今日も食事ができるということにも感謝。
気持ちを伝えるだけでも、なにか状況が良くなっていくはずです。

「袋で箸をつつむ」というおもてなしに、「袋で感謝を折る」ことで応える。
そんな新しいコミュニケーションに共感したお店が自由に参加できるオープンなアクションとして、
このプロジェクトが、さらに全国へと広がって欲しいと辰巳さんは願っています。

〈辰巳雄基 プロフィール〉
奈良県出身 1990年8月4日生まれ。現在、京都造形芸術大学でデザインを勉強中。
おいしいものを食べる時間、みんなと楽しく食べる空間を好む。


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